彩葉と私。

こんにちは、
まどら~です。

今日、「フルーツバスケットanother」の2、3巻を買ったので感想を書きたくて衝動的にパソコンを開きました。
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フルーツバスケットが少女漫画の中で1番好きなんです。
重くて苦しい、けれど優しくて温かいあの雰囲気が自分に寄り添ってくれるような気がして、定期的に本棚から取り出します。

anotherはフルーツバスケット本編から十数年後のお話で、主人公達の子供達が主人公になるという激エモストーリー。

フルーツバスケットが好きだから、という理由でなんとなく買ったanother。
1巻は買ったけれど、引っ越すからとなかなか買えていなかった2、3巻をついに今日手に入れて読みました。

正直言って、苦しかった。
2巻では主人公の三苫彩葉(みとま さわ)の母親が毒親だという事が発覚したんですよね。

どんなに学校で楽しい時間を過ごしていたとしても、家に母親がいるかもしれないとビクビクして。
休日に友達と遊んで家に帰ったら母親がいて
「こんな時間まで何してたの?」「そんな服持ってたっけ?」「誰と遊んだの?」
答えなかったら「冷たくない?親に感謝の気持ちの1つもないの?」「どうせ私が悪いのよ」

ああ…彩葉と一緒だ。

私は家から無事逃げられたし、高校時代は父親がいたし、まだ大丈夫だったけど
精神的には同じ。

土日も制服を着て、学校に用事があると言って、
街や学校や公園を自転車でフラフラ、日が暮れるまでしていました。

彩葉は友達が出来ない、人が怖い。
と幼少期から悩んでいたのですが、それも全部母親のせい。
母親が公園で遊んでいた彩葉の友達に「親御さんはどんな仕事してるの?こんな場所で遊んで恥ずかしくないの?なんで彩葉はこんな子達と関わってるのかしら」と難癖をつけていた事が分かり、彩葉は絶望。

「彩葉ちゃんは人に好かれるタイプじゃないものねぇ」と言って娘を縛り付けていた母親のエゴ。
「私がいないとダメなんだから」ってただただ自分が気持ちよくなりたいだけの行為。

私は教師にイチャモンをつけたり、私に直接、私の友達や彼氏にイチャモンをつけたり、
小学生の時は家に乗り込んだりしてました。

本人は「自分は娘を守ってる!」って浸ってるんでしょうね。
その後子供が学校でどうなるかを知らずに。

彩葉の気持ち、
「学校行事のプリントを外に捨て忘れた」「友達に借りた服…家に置いたままだと捨てられるかもしれない」
「なんで壊すの返してよ全部全部返してよ」
すべてに共感して、胸が苦しくなりました。

自分の物はもう慣れっこだったとしても、
友達や人間関係や、その尊い時間を壊されるのは、本当に苦しくて。

娘の中で自分が頂点に立ってないと気が済まないから
反応が素っ気ないと謝るんです。
「ごめんね、ごめんね」って。
面倒だし、今更何をって思うからこっちも「別に」って答える。
そうすると「何その態度、親に向かって」「育ててあげてるのは、お金を出してるのは誰だと思ってるの」
と逆ギレ。

大事な人がいる事も絶対にバレたくなくて絶対に迷惑をかけたくなくて。
誰と仲が良いとか誰と付き合ってるとか絶対に知られたくなくて。

皆が親と仲良く文化祭や行事に参加している中、私だけ親が来ていないかの心配をして。

本当に、返して欲しいよね。彩葉。

そんな彩葉に草摩家の人たちがかけた言葉。
「親であろうとも人生を脅かす存在からは逃げていい 振り返らずに逃げていい 『自分』を守っていいんだよ」
「『家族』なら何を言っても何をしてもいいわけない」
「踏みにじられながら家族に感謝して笑ってろなんてのはただの暴力だ ただの呪いだ」

私の心にもしっかりと届きました。

家を出てから実は母親から2通手紙が届きました。
もちろん住所は教えてないですよ。
バタバタの引越しだった為、古い住所のままでも私の名前で出すと新しい住所に転送するサービスを郵便局を受けているのを知ってたみたいですね。

1通目は「心配している、無事がどうかだけ教えて」とすがりつくような手紙。
実家の鍵が入っていたので今まで言いたかったけど言えなかった事を手紙に書いて鍵と一緒に送り返しました。
2通目は「お前が出てった汚い部屋を掃除するのが大変だ」という手紙。

結局自分の手の中で転がしておきたいだけ。
心配するふりをする自分が可愛いだけ。
彩葉の母親と一緒。

私はこのまま逃げ切ります。
振り返らずに逃げてちゃんと自分を守ります。

多分母親の呪いは一生ついてくる。
普通に生活していても絶対に何かを思い出す。
でもせっかく逃げた人生を母親の思い出で埋め尽くしたくない。

私は私を守るために楽しく人生を生きるために頑張らなくちゃいけない。

私は自分と、自分の大切な人を守るため、母親から全力で逃げます。
いざという時の為にパスポートでも作っておこうかな。

今年23になるけれど今まで22年間味わってきた思いはもうしない。
幸せに生きる。絶対に逃げる。

ここまで読んでくださってありがとうございました。
走り書き、殴り書き、そんな文章で大変失礼いたしました。
必ずしもそこに幸せがあるわけじゃない。
そんなシーンを丁寧に丁寧に描いて、救ってくれる高屋奈月先生に感謝です。
分かる人にしか分からない苦しみがある事を共感させてくれてありがとうございます。

改めてこの作品に出会えて良かった、そう思います。

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